避妊のことを知る

「今は妊娠したくない」場合は、確実に避妊しましょう。

コンドームの使用

日本ではもっともよく知られている避妊法です。薄いゴム製のサックでペニスをおおい、精子を膣にいれないことで妊娠を防ぎます。STI(性感染症)やHIV/エイズを予防することにも効果があります。

コンドームの特徴

  • 性感染症予防
  • 入手が容易
  • 低コスト
  • 取扱いが簡単

コンドームの入手方法

  • ドラッグストア
  • コンビニ
  • インターネット・通販 など

コンドームを買う・使うことは恥ずかしくない!

コンドームを買うのは恥ずかしい。
コンドームをつけるときに流れが止まってしまい雰囲気が壊れる。
つけてるときにかっこ悪い、と思っていませんか?
そんなことはありません。
自分達の人生と体に責任を持ち、相手を想い合っている証拠です。
恥ずかしいことではなく、カッコイイことなのです。

コンドームの使用だけで安心してはいけません。
正しい使い方をマスターしましょう。

コンドームの正しい装着法

コンドーム使用上の注意

  • パッケージから取り出すときや、ペニスにかぶせるときに爪などで傷をつけないように注意しましょう。
  • 装着の途中で外れないように、十分に勃起してから根元までかぶせましょう。
  • 射精後はすみやかに外しましょう。
    なえたままであまり長く膣の中にいると、精液が漏れたり、コンドームが膣内に残ってしまう恐れがあります。
  • セックスが繰り返されるときは、そのつど新しいコンドームを使いましょう。
  • 油性のクリームやオイルは、ゴムを痛めコンドームが破れる原因になりますので、使わないようにしましょう。
  • 2枚重ねて使うと外れたり破れたりするので、絶対にやめましょう。
  • 使用期限があります。詳しくは、説明書をご確認ください。

低用量経口避妊薬(ピル)

女性が飲む避妊薬のことで、正しく服用すればコンドームよりも高い避妊効果があります。男性に頼らない、女性が自分の意思で避妊ができる方法です。しかし、 STI(性感染症)やHIV/エイズを予防するものではありませんので、これらの予防にはコンドームの使用が有効です。
産婦人科を受診して処方してもらいます。

低用量ピルの成分は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類のホルモン剤が含まれています。21日間服用して7日間休むを繰り返し、排卵を抑制し妊娠しにくい状態となります。服用を中止すれば再び排卵がおこり、妊娠が可能な状態となります。

ピルの特徴

1日1錠、なるべく同じ時間帯に飲みます。はじめてピルを飲む人は、最初のシートを月経初日から飲み始めるのが原則となっています。
  • 避妊効果が高い
  • 月経周期が安定する
  • 月経痛の軽減
  • 卵巣がん、子宮体がんの予防 など

ピル使用上の注意

  • 1日分飲み忘れたときは、気づいたときにすぐ1錠飲みます。さらに、その日の分は、いつもの時間に飲みます。2日連続で忘れた場合は、服用を中止し、最初からやり直しとなります。次の月経初日からスタートしましょう。
  • 個人差がありますが、吐き気、乳房の張り、頭痛などの副作用がでる場合があります。自分に合ったピルを見つけるためにも医師と相談しましょう。
  • 体質や持病、年齢、生活習慣によっては服用できない人もいます。

その他

低用量ピルおよびその類似薬剤の有益性は大きく、女性のQOL(生活の質)向上に極めて効果的であります。しかし、一方で静脈血栓症という有害事象もあります。(平成25年12月27日 日本産婦人科学会)

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)

コンドームの破れ、外れなどのアクシデント、レイプ被害などにより妊娠した可能性があるとき、予期しない妊娠を防ぐために行われる緊急避妊法の一つです。

  • 医師の診察が必要です。
  • すみやかに(72時間以内に)服用開始する必要があります。
  • 強い副作用が出る場合があります。
  • あくまで「緊急」の手段であることを理解しておく必要があります。

緊急避妊薬を服用したとしても、妊娠を完全に防げるわけではありません。

一人で悩まず家族や友達など信頼できる人に相談し、落ち着いて行動しましょう。なるべく速やかに、産婦人科を受診することが大切です。

緊急避妊ホットライン 一般社団法人日本家族計画協会クリニック
TEL.03-3235-2638ホームページを見る

人工妊娠中絶

日本では、妊娠した場合でも、やむを得ない理由がある場合(※1)限られた妊娠期間(※2)において、人工妊娠中絶できることが法律で定められています。しかし、中絶は女性にとって身体的、精神的にも大きな負担となります。特に、中期中絶(※3)になると、より困難な手術となるため、母体の健康を損なう危険性が高まります。妊娠22週になると中絶はできません。
パートナーとよく話をするなど、中絶をせざるを得ない事態を避けましょう。
  • ※1 妊娠の継続や分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのある場合、レイプ被害の場合。
  • ※2 妊娠22週未満
  • ※3 妊娠12週〜22週未満の人工妊娠中絶。人工死産となるため、死産届や埋葬の手続きが必要となる。